ちゃお
毎年 夏が近づいてくると「サーフィン始めたいんだけど〜」とよく声をかけられる
特に最近は仕事が落ち着いてきてる30代後半〜40代の方からの問い合わせをよく聞く
ぼくがよく行くメンバーも40代が圧倒的に多い
今回はサーフィン（ショートボード）を始めるのに役立つ情報を学生時代からサーフィンをやってきたぼくなりに伝えて行こうと思うよ
- サーフィンの魅力
- 必要な道具
- はじめる時期
- 気をつけること
1.サーフィンの魅力
ぼくはサーフィンを始めてから25年が経つ
でも途中何回か仕事で行けなくてブランクがあるからサーフィン歴としたら合算で実質15年くらいかな
レベル的には普通に乗れるくらいでいわゆる万年初中級者
ただそんなに上手くもないぼくがこんなに長くサーフィンを続けていけるのにはいくつか理由（魅力）がある
自然との一体感
朝の日出を見て海に入る
日によって波の質・大きさが違うしサーフポイントによって全く違う景色を眺めながら行う波チェック
そんな贅沢なひとときが味わえる
海に入れば自然の波に押されるパワーを感じながら行うサーフィンは何とも言えない爽快感だよ
体力の向上
サーフィンは水泳と同じように全身・心肺機能を鍛えられるスポーツだと思う
そしてこれは持論だけど水中運動というのは陸上での運動に比べて怪我も少ないんじゃないかと思っている
というのも実は数年前、月一程度でやっていたフットサルである事件が起きた
その日もいつも通りフットサルを1時間くらいやっていて目の前にきたボールを追いかけ始めたその瞬間
何か後ろからふくらはぎに重いボールをぶつけられたかのような衝撃があった
パンっ！！
という破裂音と共に膝から崩れ落ちた
見るとふくらはぎがベッコリ凹んでいるではないか！
何じゃ〜こりゃ〜〜〜
と思ったのも束の間、激痛で立てない
そう！アキレス腱断裂です 汗
全治6ヶ月（リハビリ含む）
40歳くらいになると頭のイメージと身体の衰えのギャップがかなり出てこういう怪我が多いらしい
ぼくはその時思ったね
もう海だけにする って
ま、これはぼくだけのたまたまの話しかもだけど
実際、体力を付けるのって大切だと思うんだ
病気や怪我それこそ今だったらコロナみたいに特効薬がなく完治するのは自分の免疫力次第とかの状況になった時、体力があることで重症化を避けることができるんじゃないかって
趣味を通じた楽しい仲間ができる
最後はサーフィンに限ったことではないけど
人との繋がりにおいて就職し社会人が長くなると学生時代の仲間たちよりも仕事関連の人たちとの関係が大部分を占めてくる
仕事関係で友人と呼べる人間が何人いるだろうか
仕事だと友人どころか好きでもない人とも関わらなければならない状況は大いにある
そんな中、趣味で知り合う人、仲間との関係はすごく新鮮なんだ
週一、いや月一でもそういった仲間たちとリフレッシュしてまた仕事に打ち込めるルーティーンはぼくにとっての活力なんだ
2.必要な道具
a. サーフボード
これはもうサーフィンする上でのマストItemだよね 笑
ここではサーフィンをとりあえず体験だけしてみたいというより上達したいという人向けで伝えるよ
選ぶサーフボードの大きさ（サイズ）はよく初心者は大きものを選ぼう的なことをよく聞くけど個人的には大きというより長さのあるものを選ぶのがおすすめだよ
何が違うかというと
サーフボードのサイズは 長さ*幅*厚み 容積（古い板には記入がない） で表されている
単位はインチ表示がほとんどでこんな感じ ↓
このサイズの比率（長さ・幅・厚さ比）は各モデルによって違う
つまり同じ長さの板でも幅、厚さ（他にもサイズ要素はある）が違うってこと
この要素の違いが容積に出てくるんだけど、できればここも見てほしい
容積が大きくなる＝浮力が大きくなる
浮力が大きいと水に浮く力が増してより安定する
じゃ、その方がいいじゃん
ってなると思うけど浮力が大きくなるとその分波から受けるパワーも大きくなって取り回しが大変になる
もちろんサーフィンをただ楽しむだけならバカでかい板で充分だけどサーフィンを始めた先に上達を望むのであればサーフボードの長さはあるけど容積を抑えるのがおすすめ
つまり長さのあるパフォーマンス（ハイパフォーマンス）ボードと呼ばれるものを選ぶのがいいということ
そういった板で波の力を感じ安定感を鍛えるのが上達の近道なんだと最近すごく思う
具体的なサイズは
長さ＝6.0’〜6.2’ 身長にもよるけどどんなに短くても
身長+2インチ（5cm）くらいかな
○’ フィート＝30.48cm
○” インチ＝2.54cm
容積＝体重×0.4〜0.42（初心者） くらいあれば数回のサーフィンで充分乗れる
板の上に乗るだけなら浮力が多い方がいいけどサーフィンが上達するのはこのくらいにしていた方がトータル的に早いと思う
例：体重60kgの場合
60×0.42＝25.2cl
この考えを持ってサーフショップで相談し購入するという流れがおすすめ
サーフショップで購入するメリットは
- サーフィンについて相談できる
- 仲間ができる
- ショップによっては海に行く車に同乗できる
ちなみにぼくは千葉にあるWAVE SURFというショップに通ってるよ
以前の記事で少し触れたけどこのショップについてもほんとおすすめだから機会があればまた紹介させてもらうね
もうすでにサーフィンに行く仲間がいて購入価格も極限に抑えたい人は中古で充分
ブックオフで2〜3万円くらいのがいっぱいあるよ
中には1万円切るものも…
自分で選ぶ際は有名ブランドを選んでおいた方がモノ自体安心だし板を買い替える時に売りやすいからおすすめだよ
ちなみにとりあえず体験だけしてみたいのであればスクールをやってるサーフショップでレンタルもあるからそれでやることもできるよ
b. ウェットスーツ
これは海に入る時期にもよるけどフルスーツとタッパー、水着があれば1年の中で暖かい時期を含めた比較的長い時期楽しめるよ
ちなみにぼくが普段よく行く千葉北（九十九里）でのウェット指数
| 特徴 | 生地厚 | 時期 | |
| フルスーツ | 長袖長ズボン | 3mm | 5〜7月 10〜11月 |
| 水着 タッパー | 1〜2mm | 8〜9月上旬 | |
| シーガル | 半袖長ズボン | 2〜3mm | 6〜7月 9〜10月 |
| セミドライ ドライスーツ | 長袖長ズボン | 3〜5mm | 12〜4月 |
フルスーツ 
タッパー
茨城→千葉北→千葉南→湘南で水温の暖かさが増していくからウェット指数も多少変わるよ
ウェットスーツはできればオーダーすることを勧めるよ
なぜならウェットスーツが身体に合ってるだけでパフォーマンスは全然違う
サイズが合ってない靴で走ると走りづらいでしょ？そんな感じ
だからサーフボードよりウェットスーツにお金をかけるのがベターだよ
ちなみに大手量販店とかで年に2回くらいオーダー料無料のフェアをやっていて安いものは4〜50,000円くらいで購入できるよ
ぼく自身初めてのウェット購入はオッシュマンズのオーダーフェアでだったよ
c. その他
- リーシュコード（サーフボードと足をつなぐ） 6,000円
- フィン（サーフボードの舵取りの役目） 6,000〜15,000円
- デッキパッド（サーフボードの滑り止め） 5,000円
- ワックス（サーフボードの滑り止め） 250円
- バスタオル
最低限このくらいあればとりあえずサーフィンはできるよ
あと、あって便利なのが
- ビーチサンダル（夏の砂浜は暑くて裸足じゃきつい）
- ポリタンク or ペットボトル（中に水を入れて体の塩、砂を流す）
- 日焼け止め
- サングラス（波チェック時の朝日対策に便利だよ）
- 車 急に値段が跳ね上がるwww
まだまだ便利グッズはいっぱいあるけどキリないから今回はここまで 笑
以上、トータルするとサーフィンを始めるのにかかる費用は
ざっと 100,000円 くらいだね
3.はじめる時期
結論からいうとサーフィンをはじめる時期は
やりたいと思ったときっ！
ある意味正解だけどこれじゃ怒られちゃうね 笑
ぼく的におすすめは夏本番よりちょっと前の5月 ゴールデンウィーク
理由として夏はサーファーだけでなく海水浴客もいて海はすごく混雑してる
そんな中サーフボードを上手く扱えない初心者は非常に危ないよ
人に怪我をさせる可能性があるしそんな風に気にしながらだと思いっきり楽しめなくなっちゃうよ
さらにさっき『2.必要な道具 ウェットスーツ』で5月はフルスーツ着用としてたけどこれも重要でウェットスーツは海の中での切り傷とかを防いでくれるよ
サーフィン始めたてはサーフボードを上手く扱えず波にのまれた時なんかにフィンで切っちゃうってことがよくあるんだ
初めてサーフィンをする時はウェットスーツで自分を守り、混雑を避けて人を守ろう！
なんかいい格言っぽい 笑笑笑
4.気をつけること
サーフィンは自然相手のスポーツというのもあってやっぱり多少の危険がある
離岸流（サーファーはカレントと呼ぶ）
って聞いたことあると思うんだけどこれは海の中にある水の流れのことで
海だから寄せる波（流れ）があれば引く流れがあるということ
初心者はこれが分からず沖に流され救助されるということを毎年のように聞くよ
さらにこのカレントは沖へだけじゃなく横方向にもあったりしてテトラポッドの方へ流されて危険な目に遭うこともあるんだよ
だから始めたての頃はそういった知識があり慣れている人と一緒に行って欲しい
ただここでも注意点があってぼく自身が経験したことなんだけど
友達でサーフィンに慣れている人と行き始めた頃、その友達はサーフィンができるからいい波がある沖の方へ行っちゃって結局、初心者のぼく1人が浅瀬でパチャパチャやっている状態になったりする
そうして浅瀬にいてもカレントに流されちゃったり波に乗ってくる人の邪魔になるような危険な場所にいちゃったりすることが何度かあったよ
でもその友達も同じお金払って海に来ている訳でそりゃ楽しみたいよね
だからできればどこかいいサーフショップでサーフボードを購入して一緒に連れて行ってもらうのが1番安心だとは思うよ
ちゃんとしたサーフショップであれば仕事でやっているからしっかり見てくれるしね
初めたばかりなのに1人でなんて絶対に行かないように！
その他、安全に楽しくするためにサーフィンにはいくつかルールがあったり
各サーフポイントにはローカル（地元）サーファーがいて各々ローカルルール的なものがあったりもするんだけど今回はサーフィンを始めるところまででその辺りは割愛させてもらうよ
そういうものがあるというとことだけ知っておいて！
以上、今回は気付いたら結構な長文になってたけど最後まで付き合ってくれてありがと〜！
サーフィンは本当に楽しいからこれから始める人、もうすでにサーファーの人もこれを機に楽しく繋がっていけたら嬉しいな
じゃ今回はここまで
ばいばいっ
